私たちの活動

自然観察教室(毎年6月初旬)

天神崎は昔から市民の憩いの場として親しまれており、子供たちが不思議に満ち溢れた自然の中で遊びながら学べる自然観察教室を毎年開いています。海と山の自然が隣接していて、わずか半日でその両方の自然を楽しむことができるのです。

海と山の生物が、決してバラバラに生きているのではなく、お互いがしっかりと関係しあっていることを、じかに自分の目で学べます。海辺に立って山の生物を考え、丘に座って海岸の自然について語り合う自然観察教室です。


定期清掃活動(年4回)

天神崎には魚釣りや自然観察、写真撮影、散策など多くの人が訪れ利用されています。しかし道路周辺や磯にはゴミが多く、その清掃が大きな課題です。私たちは定期的にゴミの回収活動を行い、自然環境がより良い態で保たれることを願っています。

毎回多くの方がこの清掃活動に参加され、皆さまのご協力により沢山のゴミを回収出来ています。


令和5年度の清掃活動予定・・・4/23(日)・7/23(日)・10/22(日)・2/25(日)午前9時~(45分間)

✳︎ 丸山の見える駐車場で受付(ゴミ袋・はさみ・手袋をご用意しております)

海底清掃

当会の活動当初は、天神崎の自然林を保全するための活動が主でありましたが、自然環境は海の生物等にも関係するために、山、湿地、磯のみにとどまることなく海底の清掃も行うことができれば良いのではということで実施しています。陸上のごみ等は目立ちますが海底のごみは海面からは見えません。しかし海中にも色々なゴミが沈んでいます。珊瑚に絡まるルアーや釣り糸は、ダイバー達が手作業で回収をしており、大きな物ではバイクを引き揚げた事もあります。

ビオトープ(湿地)整備

天神崎の一角に位置する湿地帯は、本来田んぼであった所で、めだか、サンショウウオ、カニ、トンボなどの昆虫類や、種々の草花等が生息しています。自然観察では子供たちの学習場所として利用しています。

定期的な草刈りや整備作業は、地元のボランティア(チームみらい)様にご協力を頂いております。

植樹活動

本会は天神崎の日和山を中心とする海岸林の保全(取得)を進めていますが、その中の空地(裸地)に植樹を行なってきました。1986年に『森と磯の祭典’86』を開催し、その記念として植樹を行ったのが最初ですが、それから36年後の現在、植えた場所にはしっかりと樹木が茂り、豊かな森が育まれています。地元や全国の企業様の申し出により実施することもあります。植樹にはこの森に自生している樹種と同じものを選定しています。

子どもふるさと絵画展

毎年1月に紀南文化会館(田辺市)で絵画展を開催しています。紀伊民報様との共催で、令和5年度には第32回目の開催を予定しています。子供達が描いた絵画を募集し、美術教員による審査会を行い、表現が豊かな作品は金賞・銀賞を、またポスター部門については環境省近畿地方事務所様にご協力を賜り、国立公園賞を贈呈しています。